文字組みをレイアウトする

文字組みをレイアウトする

読みやすい資料やスライド、ポスターなどを作るために文字の字間や行間を整えることが大切です。

文字を読む順番・視線の流れに注意する
  • 一般的に文章を読むときの視線の流れは、横書きの場合は左上から右下へ、縦書きの場合は右上から左下へ動いていきます

1行の文字数を多くしない
  • 人が1行で読み切れる文字量は、約25〜35文字前後が限界です
  • それ以上の文字数になると、次に読む行を見失いやすくなります

Webデザインの場合は見る端末によって、画面サイズが大きく変わるためPCモニター・スマートフォンそれぞれの画面、どちらで見ても読みやすくなるようにレイアウトを工夫する必要があります。

基本の文字揃えは「左揃え」
  • 文字揃え(もじそろえ)は、行の中に文字をどう配置するかのことです
  • Webデザインなどでは行頭を一致させる左揃えが最も一般的で、印刷物では行頭と行末を一致させる両端揃えが一般的です

中央揃えや右揃えを効果的に使うことができる場面はありますが(1文しかない場合や1つの図しかない場合)、行のスタート位置(文章の左側)がバラバラになり段落や文章を認識しづらくなるので長い文章に中央揃えや右揃えは不向きです。

文章にメリハリを持たせる方法
  • 見出しなど、他の要素よりも目立たせたい場合、「色を変える」「太字を使う」「サイズを変える」「書体を変える」「下線を付ける」などの方法があります

多くの人は「目立たせたい=色を変える」と考えがちですが、目立たせたい場所が多くなればなるほどデザイン全体がごちゃごちゃとし印象になりがちです。
文章にメリハリを持たせたい場合は、文字の「サイズを変える」や「太字を使う」方法を優先したほうがまとまりのあるデザインになります。

助詞や単位は小さめにする

  • 文章の中で「の」「も」「て」「に」「を」「は」などの助詞は文字サイズを小さくし、目立たせたい単語を大きくするテクニックもあります
  • 同じように数字+単位の表記も「%」「円」「g」などの単位部分は文字サイズを小さくすると数字部分を目立たせることができます