図解とグラフを活用する
図解を活用する
図解とは
- 図解とは、図形等を利用して物事をわかりやすくしたものです
図解の目的と効果
- 文章では理解が難しい事柄を見た人にわかりやすく説明するのが図解の目的です
図解の例
序列や階層を表現する図解
- 序列や階層構造を図にしたものです
- 組織図やピラミッド図などがこれにあたります
工程や順序を表現する図解
- 作業の手順やプロセスを説明するときに用いられる図です-
矢印で方向を示すことにより、工程の順序を追うことができます
関係性を表現する図解
- 物事の関係性を示した図です
- 物語の人物相関図などがこれにあたります
物事の量やその推移、位置を表現する図解
- 軸を基準に量や推移、位置づけを表現した図になります
- 表計算ソフトで制作するグラフやポジショニングマップなどがこれにあたります
図解を作るときに気をつけること
シンプルなデザインを心がける
- シンプルな図解は見た人の理解のしやすさに繋がります
- シンプルさを出すには様々な方法がありますが、ファーストステップとして
- 要素の数、サイズ
- 線の数、サイズ
- 色数
- 要素の間隔
に注意すると良いでしょう
構成する要素の形・配置に気をつける
- 使用する図形の形や配置によっては、意図しない理解を見た人に与えてしまうことに繋がります
- 適した図形であるか、もっとわかりやすい配置の仕方はないか、改めて図を俯瞰してみて考える作業をしてみましょう
グラフで情報を表現する
グラフとは
- グラフは量や比率、そして推移を表現した図解の一つです
グラフの目的
- 全体像や数値の推移をすぐに把握できることがグラフの目的です
グラフの種類
棒グラフ
- 数値の大小を表現したグラフです
積み上げ棒グラフ
- カテゴリの数値を積み重ねて数値の大小を表現したグラフです
折れ線グラフ
- 数値の推移を表現したグラフです
円グラフ
- 割合を表現したグラフです
帯グラフ(100%積み上げ棒グラフ)
- 分類・部門ごとに割合を表現したグラフです
グラフを作るときに気をつけること
伝えたい情報に適したグラフを選ぶ
- グラフを用いて何を伝えたいのかをおさえておきましょう
シンプルなデザインを心がける
グラフを構成する要素は必要最低限にすることでシンプルでわかりやすくなります。伝えたい情報がすぐわかるようにするためにも、
- 目盛りや補助線の数
- ラベルや凡例の位置
- 数値の表示/非表示
など、グラフ全体を見て調整しましょう。
色の扱いに注意する
- 色は意図しない理解を見た人に与えたり、見た人に負担をかける可能性があるので注意が必要です
- また見た目の美しさからも色をたくさん扱うのは避けたほうが良いでしょう
- 色相を合わせて同系色にしたり、彩度・明度を同じにすることで全体の統一感が生まれます
- 逆に色を使うことで一番伝えたい情報(数値)を瞬時に伝えることもできます